強風×最上階ルーフバルコニーのズボラ園芸ラボ

マンション最上階の風と乾燥バルコニーで、育つ植物をゆるっと検証しています

マンション高層階なのに虫は来る?来ない?|5年住んで分かったガーデニングのリアル虫事情

マンションの高層階でガーデニングをしていると、

「高層階は虫って来るの?来ないの?」

という質問をよく聞かれるのですが、虫が苦手な人にとっては、ガーデニングを始めるかどうか迷ってしまうレベルの心配事です。

私は南関東のマンション最上階のルーフバルコニーで、ガーデニングをはじめて5年になるのですが、そのわたしの経験上で、「実際に来る虫」と「全く来ない虫」を答えたいと思います。

ここは周囲は住宅街だけど、少し離れたところに川や緑もある、南関東の郊外です。
わが家の環境について詳しくはこちら

高層階ならではの虫対策についてまとめた記事はこちらです。
おすすめ虫対策


目次


■ マンション高層階でも“普通に来る”虫たち

※虫の個体写真は載せないので安心してください!

◆ ゴキブリ

いきなりですが、残念ながら来ます。ただし 出現頻度は低めです。

風に乗って来るのか、排水ルートか、理由はよく分かりませんが、高層階でも「ゼロではない」のです。

ルーフバルコニー
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屋外用ブラックキャップがおススメです。本当に効きます。


◆ 蜂(スズメバチ・ミツバチ・クマバチ)

スズメバチ:5年間で2回程。止まらず、偵察のように周遊するだけ。
ミツバチ・クマバチ:ときどき飛んでくる。

私は蜂が好む花をあまり植えないようにしているので少なめですが、高層階でも普通に飛んできます。


◆ ハナアブ(蜂っぽいけど無害)

蜂と間違えやすい見た目ですが、花の蜜を吸っているだけで完全に無害です。


◆ コガネムシ(幼虫・成虫)

我が家で一番ダメージを受けた虫です。

  • 幼虫に根を食べられてドドナエアが枯れた

  • 成虫が花壇の土に産卵する瞬間を見た

など、強烈な苦い経験のある虫です。

●それは「土がむき出しだからでは?」について

確かにその説はあるのですが、わが家の環境では「土を覆うのが難しい理由」があるのです。

  • ウッドチップ:強風&直射日光で劣化が早すぎた(実体験)

  • 大量購入で入れ替えはコストも手間も厳しかった

  • ビニールのマルチング:強風で飛ぶリスクがある

  • 飛ぶ素材は危険なので使えない

  • 今後は グランドカバー植物で覆う予定(現在準備中)

こういった背景から、土がどうしても見えがちで、コガネムシにとっては産卵しやすい環境になっているのだと思います。

(ちょっと言い訳も入っています。1番の理由はズボラ。)

花壇の土

花壇の土が見えています。土のリサイクル材で改良しています。

◆ カメムシ(茶色のまだら模様)

2〜3年前から急に増加しました。
ちょうどニュースで「カメムシ大量発生」が話題になった年と一致しています。

冬でも見かけるほどで、風に乗る虫は強いなっと感じます。


◆ ゴマダラカミキリ

バラ好きにはお馴染みの天敵です。

我が家では、バラを植えた3年前から突然来るようになりました。
それまでは一度も見たことがなかったのです。

厄介なのが、昨日退治したのに、翌日また同じ場所にいるということが何度も起きることです。
見落としたのか、別の個体が新たに来たのかは分からないのですが、とにかく、毎日デジャヴ?という感覚になります。

● なぜ高層階なのに来る?考察

① 上昇気流+風で高層階まで届く

「高く飛ばない説」はあるが、風があれば届く。

② バラの匂い・樹液を感知している可能性

嗅覚が鋭い昆虫で、好む植物に反応すると言われている。

③ バラを植えたら来るようになった事実

私の体験ではこの理由が最も大きいです。バラを植えてから来るようになったので、
「高層階だから来る・来ない」とうことは関係なく、「好物があるから来る」のだと思います。

わが家のバラの様子
カミキリムシに食害された枝
【左】わが家のバラの様子と【右】カミキリムシに食害された枝

◆ ハダニ

乾燥が大好きな虫なので、マンションのバルコニーとは相性が良い虫です。

わが家は強風×直射日光のおかげで比較的少なめなのですが、それでもときどき発生します。

葉裏の白っぽさに気づいたら、だいたいハダニです。


◆ 赤いダニ(タカラダニ)

春〜梅雨前のごく短期間だけ、床を赤い点が歩くあれです。

  • 人に無害

  • 植物に無害

  • すぐいなくなる

ので、完全放置しています。


◆ ヨトウムシ

桔梗が一晩でこつ然と消えたことがあります。そのぐらい食欲旺盛です。
(桔梗は強いのですぐ復活しました!)

最近も見かけることはありますが、わが家ではそこまで被害が出ないので、様子を見ながら付き合っています。


◆ クモ

小さな巣を張ることがありますが、害虫を食べてくれるので基本的に放置しています。


◆ アブラムシ

アブラムシは、「高層階だから少ないのか?」 と言われると、はっきりしないタイプの虫です。

というのもアブラムシは、

  • 風に弱い

  • 強風環境では定着しにくい

  • 植物の柔らかい新芽を好む

という性質があるので、高層階の

  •  強風
  •  乾燥
  •  そのため株全体が引き締まりやすい

という環境は、アブラムシが増えにくい条件でもあります。
ただ、わたしはオルトランも使っているので、わが家では少ない理由が「環境なのか」「薬剤のおかげなのか」は分かりません。

結論としては、
「高層階×強風×乾燥」でアブラムシは少なくなりやすいけれど、薬剤による抑制も大きいので「高層階だから少ない!」とは言い切れない。

今のところ、わが家ではたまに見かける程度で済んでいます。


■ マンション高層階には“ほぼ来ない”虫たち

◆ 蚊(ゼロ)

これは 高層階ガーデニング最大のメリットだと思います。

5年間暮らしていて、蚊を見たことがありません。

水草を購入したとき、ボウフラが大量についていたことがあるのですが、しばらく屋外に置いていても成虫が発生したことはゼロです。

● 理由の考察

  • 高層階は風が強く、蚊が飛べない

  • 上昇気流に乗る習性がほぼない

  • 血を吸える相手が少ない環境に寄りつかない

つまり、「たとえボウフラはいても、蚊がいない!」というとても快適な環境です。

空×バルコニー

蚊が飛べない強風のバルコニーです

◆ ナメクジ

ゼロです。

地上を這う虫なので、高層階までは来ません。
ガーデナーが嫌う虫がゼロなのは最強メリットです。


◆ ダンゴムシ・ワラジムシ

高層階ではほぼ見ません。


◆ チャタテムシ

湿気が好きな虫なので、乾燥しやすいルーフバルコニーではほぼ出ません。


■ 結論:高層階ガーデニングは「虫ゼロ」ではなく「来る虫が違う」

高層階のルーフバルコニーは、地上の庭とはまったく違う虫環境になります。

✔ 飛翔力のある虫 → 来る
✔ 乾燥に強い虫 → 来る
✔ 風に弱い虫・地面を這う虫 → 来ない

という、大きな傾向があります。

特に、蚊とナメクジがいないのは高層階の最大メリットです。

反対に、風が強くても飛べる虫(蜂・カメムシ・コガネムシなど)は普通に来ます。

一覧にまとめてみました。

■ 高層階ルーフバルコニーに「来る虫・来ない虫」まとめ

虫の名前 来る?来ない? 理由
ゴキブリ ○(少ない) 風や排水ルート経由で飛来することがある
スズメバチ ○(稀) 偵察で高い位置まで飛ぶ
ミツバチ・クマバチ 花の匂い・蜜源を探して飛来
ハナアブ 高層でも普通に飛ぶ。無害
コガネムシ(成虫) 飛翔力があり、高層階にも届く
コガネムシ(幼虫) ○(いる) 土に産卵されると発生
カメムシ 風に乗って高層階まで飛ぶ
ゴマダラカミキリ 風+バラの匂いに誘引される
ヨトウムシ 夜間に飛来して産卵される
クモ 気流に乗って飛来(益虫)
ハダニ 乾燥に強く、高層階と相性が良い
タカラダニ(赤いダニ) 屋上・壁面を好むが短期間だけ
アブラムシ ○(少ない) 風に弱いが、完全にはゼロにならない
× 風に弱く、高層階まで上がれない
ナメクジ × 地面を這うため高層階に来られない
ダンゴムシ・ワラジムシ × 湿った地面環境が必要なため


高層階は、虫ゼロではありませんが、「来る虫の種類が違う」「地上より快適な場面も多い」というのが5年間暮らしてみての実感です。


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