高層階のルーフバルコニーで4年育てて分かった、ウエストリンギア スモーキーの実体験レビューです。
結論からいうと、強風・乾燥・直射日光にかなり強く、初心者でも失敗しにくい常緑低木でした。
特に「風が強くて植物が育たない」「水切れしやすい場所で育つ低木がほしい」という方にはかなり相性が良いです。
わが家のガーデニング環境は、マンション最上階のルーフバルコニーで、直射ガンガンの屋上にあるみたいな感覚です。そのうえ年中強風ですぐにカラカラになる環境で、水切れしても復活した植物は数えるほどですが、ウエストリンギアはタフでした。
→ わが家の環境について詳しくはこちら
高層階バルコニーで実際に育っている常緑低木をまとめた記事はこちらです。
→ 高層階で育つ常緑低木6選
目次
- 目次
- 基本情報(わが家での育ち方ベース)
- ウエストリンギア スモーキーは後悔する?4年育てた結論
- 成長速度は遅い?早い?
- 4年間のリアル成長記録
- 【補足】そのくったりは水切れ?根や土の問題?
- 枯れていないけど、花壇から鉢上げした理由
- 高層階で育ててわかったメリット
- 鉢植えで育てるなら風対策も大事です
- まとめ
- あわせて読みたい
基本情報(わが家での育ち方ベース)
ウエストリンギア ‘スモーキー’
| 分類 | シソ科 / 半耐寒性低木(冬季常緑種) |
|---|---|
| 学名 | Westringia fruticosa 'Smokey' |
| 別名 | オーストラリアンローズマリー、スモーキーホワイト など |
| 花期 | 春~秋 |
| 樹高 | 60cm~1.2m前後 |
| 株張り | 80cm~1.2m前後(縦より横に広がる) |
| 耐寒性 | 半耐寒性(-5℃前後 ※環境差あり) |
| 耐暑性 | 強い |
| 耐乾性 | 強い |
| 耐風性 | 強い(最上階の強風でも強い) |
| 開花 | 春~秋(小さな白色の花) |
| 特徴 | シルバーがかった細葉・密に茂る |
| 日照 | 日向 |
| 用途 | 庭木、生垣、寄せ植え、ロックガーデン |
| 原産地 | オーストラリア(原種の主な自生地) |
強風に強くて、水切れしても復活して、葉色もほとんど変わらないです。
「とりあえず失敗しにくい低木」を探しているなら、ウエストリンギアはかなり安心感があります。
👆品質で選ぶならおぎはら植物園がおすすめです。実際に丈夫な苗が届くので、初心者でも成功しやすいです。
ウエストリンギア スモーキーは後悔する?4年育てた結論
わたし自身はかなり満足度が高い植物でした。強風・乾燥・直射日光という厳しい環境でも安定して育ち、トラブルもほぼありませんでした。
ただし、人によっては「思っていたのと違う」と感じるポイントもあります。
・高さのある木を求めている人(スモーキーは横に広がりやすい品種)
・すぐに目隠しサイズまで育ってほしい人
・日陰メインの場所で育てたい人
逆に、風が強い・乾きやすい・日差しが強い場所ならかなり優秀です。
成長速度は遅い?早い?
急成長タイプではありません。
高さが一気に伸びるというより、横にふくらみながら自然に整うタイプです。
わが家では植え付け1年でしっかり株が充実し、3~4年で存在感のあるサイズになりました。
「すぐ目隠しにしたい人」には遅く感じるかもしれませんが、管理しやすさは大きなメリットです。
暴れにくく管理しやすいので、個人的にはちょうどいい成長スピードでした。
4年間のリアル成長記録
■ お迎え(楽天購入)(2021年9月下旬)
ウエストリンギアをお迎えしたのは2021年秋です。届いたのは9㎝ポット苗でした。
記録として購入履歴のスクショも残しておきます。

植え付け直後の写真はありませんが、届いてすぐに地植えしました。
■ 順調に成長(2022年9月下旬)

植え付け1年後です。横にも縦にも均等に伸びて、株の形が崩れず綺麗です。
剪定なしでも自然とバランスよく茂るタイプです。
■ 隣スペースに移植(2023年1月下旬)

植栽のバランスを考えて、写真中央から右に移植しました。1枚上の写真と見比べると分かりやすいかと思います。
ウエストリンギアは根を触られるのが苦手と言われることもありますが、移植後もダメージほぼなしでした。
■ 雪の日のウエストリンギア(2023年2月上旬)

うっすら雪が積もりましたが、常緑のまま耐えてくれました。
細葉だから「寒さに弱いのでは?」と思っていましたが、意外にも強かったです。
■ 真夏の水切れ(2024年7月)

強風で乾燥が激しすぎて、真夏にうっかり水切れです。
しかも何度かやってしまいました・・・。先端が少しくったりしていたけど・・・
↓その結果がこちらです。
すぐに完全復活

水切れさせても毎回ちゃんと復活します。
葉が密すぎて「水切れしてたかな?」というレベルの回復力です。
ただし、水やりしても下葉からパリパリ枯れる場合は、水切れ以外の原因もあります。
わが家では別の植物で、土の状態や根の不調が原因だったケースもありました。
似た症状で悩んでいる方はこちらも参考になるかもしれません。
→ ユーカリが下葉から枯れる|水やりしても治らなかった原因【実体験】
■ 冬が近くなってきてもシルバーのまま(2024/11月下旬)

寒くなっても色が変わらないままです。
地味すぎず明るすぎず、周りの植物の引き立て役として最高です。
【補足】そのくったりは水切れ?根や土の問題?
真夏に水切れさせてしまったとき、先端が少しくったりしてドキッとしましたが、葉の色は保ったまま、回復も早かったのがウエストリンギアのすごいところです。
ここで補足なのですが、「水切れ」と「根本から枯れていく」は見た目が全く違います。
この記事でのウエストリンギアの水切れのように、
✔ 先端だけしんなり → 水切れ → すぐ復活
なのに対し、もし
✖ 下の葉からパリパリと枯れ上がってくる
✖ 水をあげても元に戻らない
という場合は、水切れではなく根の問題か、土の性質が合っていないケースもあります。
わが家でも、同じバルコニー環境で植えたユーカリ(グニー・フランスブルーレンガン)がそうでした。水切れとの違いが比べて分かるので、こちらの記事も参考になればうれしいです。
枯れていないけど、花壇から鉢上げした理由
ウエストリンギア自体はとても気に入っていて、トラブルも一切なしです。
ただ、株のサイズが横に大きくなってきても樹高はあまり伸びないので、「もう少し高さのある木を植えたい」という花壇のレイアウト変更で鉢上げしました。
鉢上げ後も元気そのままです。移植によるダメージもなしです。
【追記】
ウエストリンギアは別名オーストラリアンローズマリーと呼ばれるほどで、ローズマリーと雰囲気が似ています。
ローズマリーは立性・這性など種類も多いので、花壇レイアウトを考えるなら比較候補としておすすめです。
→ ウエストリンギアと似ている?ローズマリーを高層階で育てた結果はこちら
高層階で育ててわかったメリット
◎ とにかくタフ(風・乾燥・日差しに強い)
◎ 樹形が乱れにくい
◎ 水切れからの復活力が高い
◎ 常緑+シルバーリーフで景色を明るくできる
◎ 背景でも主役でもいける
強風のせいで植物が根を張りづらい環境でも、ウエストリンギアは最初から安定していたのが本当に驚きです。
✔ 風が当たっても葉が傷まない
✔ 葉密度が高い → 枯れ込みが少ない
✔ 放任でも姿が乱れない → 手入れがラク
鉢植えで育てるなら風対策も大事です
ウエストリンギアは風に強いですが、鉢植えの場合は植物より先に鉢が倒れる問題があります。
特に高層階・屋上バルコニーでは、重い鉢でも倒れることがあり、鉢上げ後のウエストリンギアも何度も倒れてしまいました。
実際に試して分かった対策をこちらにまとめました。
→ 高層階の植木鉢はなぜ倒れる?重くしてもダメな理由と風対策
まとめ
ウエストリンギア スモーキーは、風・乾燥・直射日光に強く、見た目もよい優秀な常緑低木でした。
こんな人におすすめです。
- 高層階・屋上・乾燥しやすい場所で育てたい
- 手入れがラクな低木がほしい
- 一年中見栄えのする植物がほしい
冬も夏もとても心強い存在でした。
あわせて読みたい
■ ウエストリンギアみたいに管理しやすい植物はこちら
→ 高層階で育つ常緑低木6選
■ もう少し高さのある木を探している方はこちら
→ 強風でも枯れない!ルーフバルコニーで育つ常緑庭木5選
■ ウエストリンギアと比較されやすい植物
→ ローズマリーを高層階で育てた結果【鉢植え・地植え】
■ 枯れたと思ったら読む記事
→ ユーカリが下葉から枯れる原因【実体験】
■ 高層階の鉢植えトラブル対策
→ 高層階の植木鉢はなぜ倒れる?風対策の正解