クリスマスローズを植えてみたいけれど、「ベランダでも育つのかな」と迷っている人も多いかなと思います。
今回は、わが家の環境でクリスマスローズを育てた記録をまとめてみました。
わが家はマンション最上階のベランダです。
正確には屋根のないルーフバルコニーですが、一般的なマンションのベランダを過酷にしたと思ってください。
この場所はかなり過酷なのです。
- 遮るものがない
- 夏は直射日光が強い
- 年中強風
- 冬は放射冷却で霜柱ができる
このような環境にある花壇で、初心者が実際に地植えしてみた結果、強く生きています。
マンションで育てるのが心配な方や、初心者で迷ってる方の参考になるとうれしいです。
目次
- 目次
- 最初に植えたクリスマスローズ「アンナズレッド」
- 後任に選んだ「シューティングスター」
- 直射日光と強風のベランダで起きたこと
- 秋になると株元から復活する
- 原種ニゲルは復活しなかった
- 品種不明のクリスマスローズの様子
- ベランダでクリスマスローズを育てるときのポイント
- クリスマスローズは地植えと鉢植えどちらがいい?
- まとめ
最初に植えたクリスマスローズ「アンナズレッド」
花壇に最初に植えたクリスマスローズはアンナズレッドという品種でした。
植えたのは、わたしがガーデニングを始めたばかりのころです。
「クリスマスローズは放置でも育つ」という言葉をそのまま信じて、購入したばかりの苗をいきなり直射日光がガンガンに当たる場所に植えっぱなしにしていました。
今思うとなんてことを!という大胆なことをしてしまったのですが、アンナズレッドはちゃんと成長してくれました。

そんなとても丈夫な品種でしたが、この品種はとても落ち着いた大人な花色でした。
そのため直射日光でコントラストが強いわが家の花壇では、少し雰囲気が合わなく感じてしまったので、途中で花壇から鉢上げしています。(ただの好みの問題で、アンナズレッド自体は素敵な品種でした!)
後任に選んだ「シューティングスター」
後任として選んだのがシューティングスターです。
この品種を選んだ理由は、おぎはら植物園の説明で「横向きにたくさんの花を咲かせるので庭植えでも見栄えが良い」とあったからです。
わが家はマンションなので、室内から外の花を眺めることも多いです。
そのため、横向きに咲く花なら部屋の中からもよく見えて、素敵だなと思ったのです。
花色もとても素敵で、最初はクリームホワイトの星型の花、咲き進むにつれてグリーンが入り、最後は落ち着いたピンク色に変わります。

横向きに咲くため、マンションの室内からでも花が見えやすく、またすごい花付きなので見応えがあって大成功でした。
直射日光と強風のベランダで起きたこと
ただし、この環境で育てていて一つ驚いたことがありました。
それは夏になると葉がなくなることです。クリスマスローズは常緑で、夏の間はカラーリーフとしても楽しめると思っていたので、最初は枯れたのかと思いました。
クリスマスローズは本来、木陰のような半日陰を好む植物ですが、わが家のベランダ花壇は、
・強い直射日光
・強風
・乾燥
という過酷な条件がそろっています。
そのため、夏になると葉が焼けてパリパリになり、茶色く枯れてしまうのです。

普通は秋の葉切りで葉がなくなりますが、わが家では夏の時点で地上部がほぼなくなる状態になってしまうのです。
秋になると株元から復活する
それでも、この状態でもクリスマスローズは枯れていないのです。
秋になると枯れた株元から新しい葉が出てきます。

まったく地上部がなくなってしまった株も、こんなふうに土から新葉が展開します。

そして冬になると、また花が咲いてくれます。
毎年秋に株元の葉を見つけたときは、クリスマスローズの強さに感動してしまいます。
夏に葉がなくなっても慌てなくて大丈夫
このようにクリスマスローズは、夏に葉がなくなっても秋に復活しやすい植物です。
わが家でも、地上部がほぼなくなった株が秋に新芽を出し、冬には普通に開花します。
そのため、夏に葉が全滅してもすぐに抜いてしまうのではなく、秋まで様子を見ることをおすすめします。
原種ニゲルは復活しなかった
一方で、すべてのクリスマスローズが同じように強いわけではありませんでした。
原種のニゲルは、夏に葉がパリパリになったあと切り戻したのですが、3年目の秋についに新芽が出てきませんでした。

ニゲルもとても素敵だったのですが、やっぱり原種よりも、最近の交配種はかなり丈夫になっているんだなと改めて感じました。
品種不明のクリスマスローズの様子
昨年の夏は特に暑さが厳しく、雨も少なくパリパリになってしまい、ダメージが大きかったです。そのため今期は、開花の様子に変化があった株もあります。
■赤系 今シーズンの様子(2025年-2026年)
品種不明の赤系の株も、地上部がなくなりました。
しかし秋になると、小さな葉がこんもりと出てきました。

これまでの年は大きな葉が数枚出る株だったので、今年は株が体力を回復するために葉の形を変えたのかもしれないと思いました。

そのため今シーズンは開花しないだろうと思っていたのですが、なんと、普通に花が咲きました。

花のサイズもその数も、昨シーズンとほとんど変わりませんでした。
■黒系 今シーズンの様子(2025年-2026年)
黒系の株も同じで、昨年の夏には地上部がすべてなくなったのですが、今シーズンの株は小さくなりましたが花はしっかり咲いています。

昨年までとは開花の様子が少し違いますが、それでも育つたくましさです。


品種は不明ですが、ミヨシのブラックパールに似た雰囲気もあり(あくまで個人的な印象ですが)、シックな花色がとても気に入っています。
■2026年4月の様子(追記)
今シーズンの開花のその後、4月時点での様子も記録しておきます。季節の変わり目の状態が気になる方の参考になればうれしいです。
4月になり、赤系はすでに開花を終えましたが、昨シーズンまでのような大きな葉が出てきて、すっかりカラーリーフの役割をしてくれています。
黒系はまだまだ見頃です。花茎は伸びませんでしたが花数は増え、長期間見ごたえがあります。


例年より大きかった昨夏のダメージもまったく感じない姿で、やはりクリスマスローズはたくましいと改めて感じさせてくれます。
ベランダでクリスマスローズを育てるときのポイント
実際に育ててみて、マンション環境でもクリスマスローズは育つと分かりました。
ただし、本来は半日陰を好む植物なので、理想を言えばこう出来たらいいなという点もあります。
夏の直射日光に注意
夏の直射日光が強い場所では葉焼けが起きやすくなります。可能であれば、
- 半日陰になる場所に植える
- 夏だけ遮光ネットを使う
といった対策をすると安心かと思います。
わが家でも環境改善のためにフェイジョア(今はまだひょろっとしている)を植えたので、将来的に日陰ができて、夏のダメージが改善できるといいなと試行錯誤中です。
風が強いベランダでは乾燥しやすい
高層階のベランダは風が強く、土が乾きやすくなります。
特に夏は乾燥しやすいので、土の状態を見ながら水やりをすると安心です。
初心者は交配種がおすすめ
わたしが育ててみて感じたのは、原種よりも最新の交配種のほうが、断然環境に強いなということです。
原種ニゲルは枯れてしまったし、品種不明の2株は育っているけど形の変化は免れなかったです。それに比べて最新の交配種のシューティングスターは、同じようにダメージを受けたのに、年々大株になっています。
さらに横向きに咲く品種は、マンションの室内からでも花が見えやすくておすすめです。
クリスマスローズは地植えと鉢植えどちらがいい?
地植えと鉢植えのどちらが良いかは、わたしも迷いました。
わたしは鉢植えでも育てていたのですが、それぞれにメリットがあると思います。
地植えのメリット
- 水やりの回数が少なくて済む
- 株が大きく育ちやすい
- 花数が増えやすい
鉢植えのメリット
- 夏は日陰に移動できる
- 管理しやすい
- コンパクトに育てられる
ベランダ環境の場合は、鉢植えのほうが管理しやすいことが多いです。

ただし、わが家のように花壇スペースがある場合は、地植えでも問題なく育ちました。
まとめ
直射日光が強く、風も強いマンションのベランダ花壇でも、クリスマスローズは意外とよく育ちました。
ただ半日陰を好む植物なので、本来は常緑の植物でも夏には葉がなくなることもあります。ベランダでもできるだけ環境を整えるほうが安心です。
わたしの経験では、原種よりも交配種のほうが環境に強いなと感じています。
特に横向きに咲く品種は、マンションの室内からでも花が見えやすく、とてもおすすめです。
現在わが家は、環境改善のためにフェイジョアを植えています。
来年以降もう少し大きくなれば、クリスマスローズにも良い日陰ができるのではないかなと期待しています。
