強風×最上階ルーフバルコニーのズボラ園芸ラボ

マンション最上階の風と乾燥バルコニーで、育つ植物をゆるっと検証しています

アロマティカスはベランダで冬越しできる?地植えは枯れた実験結果【高層階マンション】

アロマティカスは寒さに弱い植物として知られています。
インテリアグリーンとして人気のあるアロマティカスは、「寒さに弱く10℃を下回ると屋内へ」といわれていますが、実際のところ、屋外ではどこまで耐えられるのでしょうか。
今回は、南関東のマンション最上階というかなり過酷なベランダ環境でアロマティカスを育ててみた結果をまとめてみました。


目次

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わが家のベランダ環境

わが家には、

  • 南に開けたベランダ
  • 東に開けたルーフバルコニー

の2つの屋外スペースがあります。

どちらも高層階特有の強風があり、さらに放射冷却の影響で地上より5℃ほど低くなることもある、南関東とはいえ厳しい環境です。

ルーフバルコニーの環境については、別記事で詳しく紹介しています。(→ 詳しくはこちら


ルーフバルコニーで地植えしてみた

そんな厳しい環境のルーフバルコニーにある花壇に、アロマティカスを地植えしてみました。

植えた苗は、もともとベランダの鉢植えで育てていた株です。

ベランダ鉢植え

ベランダで夏越し・冬越しした鉢植えを地植えにしました。

ベランダといっても屋根はなく、雨ざらしで風も強く当たる環境です。室内育ちではなく、屋外環境に慣れている株で、夏越しと冬越しを経験している元気な苗でした。

ベランダ‗屋根のない部分

ベランダとは言っても屋根のない雨ざらしの場所で育てていました

そんな屋外環境に慣れた株のため、昨年の11月下旬にルーフバルコニーの花壇へ植え付けました。

植えた場所

凍結を少しでも防げそうな常緑木の下に、2か所に分けて植えました。

  • 北風を受けやすい場所(オリーブ株元)
    北側‗地植えアップ
    北側‗地植え引き
    北風を受けやすい場所(オリーブ株元)
  • 南風が当たる場所(フェイジョア株元)
    南側地植え‗アップ
    南側地植え‗引き
    南風が当たる場所(フェイジョア株元)

このように、場所による違いも見られるように配置してみました。

結果(2026/2/9):冬の寒さで枯れてしまった

植え付け後しばらくは順調に育っていたのですが、結果は、両方枯れてしまいました。

北風ゾーンは北風が厳しくなったころに一晩で枯れ、長く残っていた南風ゾーンの株も、雪が降った日に完全に枯れてしまいました。

地植えで枯れたアロマティカス

南ゾーン。雪の日に完全に枯れた地植えのアロマティカス(2026/2/9)

追記(2026/3/14):その後どうなったか

上で紹介している「雪の日に完全に枯れた地植えのアロマティカス」ですが、実はよく見ると、まだ少し緑が残っているようにも見えたのです。

生きているように見える部分の拡大

生きているように見える部分の拡大。赤丸部分。(2026/2/9)

完全にミイラ化していたわけではないかもと思い、もしかするとまだ生きているのではと、しばらく様子を見ていました。

その後、南関東も暖かい日が増えてきて、ベランダの宿根草も少しずつ芽吹き始めてきたので、今日あらためて確認してみたのですが、残念ながら地上部は完全に干からびていました。

完全に干からびた状態(2026/3/14)

完全に干からびた状態(2026/3/14)

株を抜いてみたのですが、根っこも茶色く枯れていて、新しい白い根は確認できませんでした。

どうやら地上部だけでなく、根まで完全に枯れてしまっていたようです。

枯れた根

抜いた根っこも黒く枯れています。(2026/3/14)

「株元から芽が出るかも」と少し期待していたのですが、今回の結果を見る限り、わが家の環境ではアロマティカスを地植えで越冬させるのはかなり難しそうです。

少なくとも雪が降るような環境では、鉢植えで管理したほうが安全だと感じました。


ベランダの鉢植えはどうだった?

ベランダでは、アロマティカスを3鉢の鉢植えで育てていました。

そのうち1鉢はさきほど書いた地植えに使ったもので、残り2鉢は屋根がギリギリある場所に置いていました。どちらも同じ場所で夏越し・冬越しを経験しています。

しかし昨年は冬越し出来たのに、今年の関東の雪の日は想像以上に冷え込んだためか、2鉢のうち1鉢が枯れてしまいました

枯れた鉢に混植していたアイビーは元気だったため、アロマティカスだけが寒さでダメージを受けたようです。

枯れた鉢植え

アロマティカスだけが枯れた鉢植え。アイビーは元気。

枯れた鉢と枯れなかった鉢の違い

枯れた鉢と枯れなかった鉢を比較してみました。

どちらもほぼ放置気味で、

  • 水やりは最小限
  • 肥料も与えていない

という同じ管理でした。

ただし、ひとつだけ大きな違いがありました。

枯れなかった鉢は、株のサイズに対して鉢がとても小さくて、土が常にカラカラの状態でした。長く植え替えをしていなかったので、葉も少なく見た目はかなり貧弱です。

鉢が小さい
貧弱です
枯れなかった鉢植え。鉢が小さく貧弱で常に土がカラカラです。二重鉢にしています。

一方で、枯れた鉢の土はまだ湿っていました。

断言はできないのですが、湿った土のまま凍結して根が傷んだのではないかなと思っています。

枯れた日の気温は、わが家の外気温計ではマイナス9℃でした。

ただ逆に言えば、枯れなかった鉢もあるので、土を乾燥気味に保つと関東でも屋外で冬越しできるということだと思います。

実際にこの枯れていない鉢は、同じ場所で3回冬越ししているのです。

ベランダ植木鉢配置

枯れなかった鉢(上の〇)と枯れた鉢(下の〇)。ほぼ同じ環境に置いていました。

アロマティカスは繁殖力が強く増やしやすい

枯れなかった株は、土不足のためかなり弱々しい見た目になっています。

それでも、アロマティカスは繁殖力がとても強いので、2月になって少し暖かくなると、茎から小さな新しい葉が次々に出てきました。

新芽

貧弱でもちゃんと新芽が展開

アロマティカスのすごいところは、挿し芽でほぼ100%根付くほど増やしやすいのです。

水に挿しておくだけでも根が出るし、土に直接挿してもそのまま育つことが多いです。

水差し

水挿しでも簡単に根が出ます。

今回のように貧弱な株でも、先端をカットして挿し芽にすれば簡単に増やせます。繁殖力がとても強い植物なのです。

初心者でも育てやすい観葉植物として人気があるわけですよね。

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触るといい香りがする

アロマティカスは、葉を軽く触るだけでミントやタイムのような爽やかな香りがします。

室内に置いている株は、娘が「いい匂いがする」と言ってときどき触っています。私もこの香りが大好きなのですが、息子は苦手だと言っていたので、人によって好みは分かれるようです。

室内のアロマティカス

室内のアロマティカス。これも挿し芽で増えたものです(土に直接挿した)

うれしいことに、この香りに含まれるリナロールやシトロネラールといった成分は、ゴキブリや蚊などの対策にも効果があるといわれています。

香りを楽しみながら育てられるのも好きなポイントです。


まとめ:アロマティカスは関東のベランダなら冬越し可能(地植えは難しい)

アロマティカスは寒さに弱い植物なので、本来は10℃を下回ると室内管理が推奨されているのですが、わたしの経験から、南関東のベランダでも条件によっては冬越しできることがわかりました。

ポイントは次の通りです。

  • 屋根がある場所に置く
  • 北風が直接当たらない場所にする
  • 土を乾燥気味に保つ

この条件がそろえば、屋外でも冬を越せる可能性があります。

さらにアロマティカスは挿し芽で簡単に増やせる植物なので、もし枯れてしまっても増やし直しやすいため、気軽に試してみやすいと思います。

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