強風×最上階ルーフバルコニーのズボラ園芸ラボ

マンション最上階の風と乾燥バルコニーで、育つ植物をゆるっと検証しています

エリゲロンは植えて後悔する?4年間育てて最後に抜いた意外な理由

グランドカバー植物には「植えてはいけない」と言われるものが多くあります。

エリゲロンもそのひとつ。繁殖力が強くて、庭中に広がってしまうという理由です。

わが家では2022年秋ごろから約4年間、高層階ルーフバルコニーの花壇という、特殊な環境に地植えして育ててみました。

実際に育てた感想をまとめます。

※植えてはいけない?グランドカバーはこちらも。
アイビーを鉢ごと半地植えした話
ハツユキカズラを鉢ごと半地植えした話

目次

基本情報

項目 内容
学名 Erigeron karvinskianus
和名 源平小菊(ゲンペイコギク)
科・属 キク科・ムカシヨモギ属
草丈 約10〜30cm
開花時期 3〜11月頃(地域差あり)
花色 白〜淡いピンク(咲き進むと変化)
日当たり 日なた〜半日陰
耐暑性 強い
耐寒性 強い
増え方 こぼれ種・株の広がり
わが家で育てた印象 ルーフバルコニーでは意外と制御しやすかった

「増えすぎる」「植えてはいけない」とい言われることも多いですが、丈夫で長く咲く人気のグランドカバーです。

エリゲロンはなぜお店に売ってない?

春になるとSNSやガーデニングブログでよく見かけるエリゲロンですが、わたしは今のところ、園芸店でもホームセンターでも見たことがありません。

理由のひとつは、非常によく増える植物だからです。

こぼれ種で毎年増えやすくて、一度植えると長く楽しめます。そのため一度買うとリピーターが少なく、お店に置いても売れ残りやすいんだそう。

近くのお店で見つからないという場合は、ネットショップで探す方がいいかもしれません。

では実際に高層階ルーフバルコニーで約4年間育てた結果を紹介します。

エリゲロンが「植えてはいけない」と言われる理由

エリゲロンはとても丈夫で花期が長く、ほとんど手がかかりませんでした。

一方で、こぼれ種や地下茎でどんどん増えることから、「植えてはいけない」と紹介されることもあります。

特に混植の花壇や広い庭では、他の植物を押しのけるほど勢いよく広がってしまうこともあるそう。

  • 地面を這うように広がる

  • こぼれ種であちこちから発芽する

  • 生育が旺盛で他の植物を覆ってしまうことがある

そのため、管理しきれない場所への地植えは注意が必要とされています。

高層階ルーフバルコニーで実際に植えてみた

わが家では2022年秋ごろに、ユーカリ・グニーの株元へ植えました。

ユーカリの株元に植えたエリゲロン 開花前の様子

【2023年1月】ユーカリ・グニーの株元に植えたエリゲロン。まだ開花前の様子

ユーカリの株元は酸性寄りになりやすいため、相性の悪い植物もあるのですが、エリゲロンは問題なく毎年春から秋まで花を咲かせてくれました。

(→ 酸性のせい?下葉から枯れたのは、土壌が原因かもしれない話【実体験】

春になると小さな白い花が株いっぱいに咲いて、ナチュラルガーデンのような雰囲気になってかわいいです。

エリゲロン満開 白い小花が密集して咲く様子

【2023年3月】満開になると白い小花が株いっぱいに咲きます

咲き進むにつれて花色は白からピンクへ変化するので、一株でも表情が変わるのが魅力です。

エリゲロン 白とピンクの花が咲く高層階ルーフバルコニー花壇

【2023年6月】白からピンクへ変化する花色(写真右側)

「植えてはいけない」ほど増えた?

4年間育てたのですが、わが家ではそこまで爆発的には増えませんでした。

もちろん、こぼれ種で増えた株はありますが、「ここじゃないんだけどな」という場所に生えてきても、根が浅いので案外スッと抜けます。

そのため、いい場所に生えてくると「ここは増やそう」、また「こっちは無くそう」としているうちに、最初の株を植えた場所から地味に場所が移動しています。

毎年どこかで必ず咲いているという感じです。

管理が大変という印象はなく、むしろ制御しやすい便利なグランドカバーでした。

地下茎でどんどん広がるような感じも、体感ではほぼありませんでした。

もちろん環境によって違うと思いますが、わが家のルーフバルコニーでは、乾燥や風の影響もあるのか、旺盛には増えなかったようです。

それでも全部抜いた理由

そんなエリゲロンですが、2025年秋にすべて抜きました。

理由は、花が咲いていない時期は、雑草にしか見えなかったからなんです。

エリゲロン 花後の株姿 雑草のように見える様子

【2025年10月】花が終わると見た目はかなり地味になります

花が咲いている時期は本当にかわいいのですが、花がない期間はもう雑草にしか見えなくて。

花壇をはみ出すエリゲロン 雑草にみえる

【2025年10月】花壇をはみ出す感じは、さらに雑草っぽさが高まります

高層階ベランダの乾燥にも耐えてくれる貴重なグランドカバーではあったのですが、見た目が気になってリセットしました。

全部抜いた後どうなった?

2026年春、全部抜いてから初めての開花シーズンですが、花壇を見渡しても、エリゲロンは見当たりませんでした。

抜くときも根は簡単に抜けたので、地下茎で残っていた感じはありません。

ただし、こんなところにこぼれ種が。

エリゲロン こぼれ種でタイルの隙間から咲いた様子

【2026年5月20日】タイルの隙間からこぼれ種で開花してた

壁と床タイルのすき間から、ひっそり咲いているエリゲロンを発見しました。強い。

気づいたときにはもう咲き終わりかけていたので、いつから居たのでしょう。

今後もこぼれ種で出てくることはありそうですが、場所がよければまたそのまま育ててもいいかなと思っています。

まとめ

高層階ルーフバルコニーで約4年間育てた感想をまとめると、

  • 「植えてはいけない」と言われるほど爆発的には増えなかった

  • 増えるなら地下茎より、こぼれ種の印象が強い

  • 根が浅く、不要な場所に出ても簡単に抜けるので制御しやすい

  • 乾燥にも強く、グランドカバーとして優秀だった

  • 最終的に抜いた理由は、花がない時期の見た目が雑草っぽかったため

「植えてはいけない」と言われることもあるエリゲロンでしたが、少なくとも、強風で乾燥しやすい高層階ルーフバルコニーでは、想像していたより制御しやすい便利な植物でした。